保育制度フォーラムで一日、保育新制度、保育指針の今後のあり方、保育者の処遇改善などを勉強してきました。
会場の一角で図書販売コーナーがあり、『ブラック化する保育』も置いて頂いていました。
9時30分~16時30分まで、ほぼ半日みっちり講義を聞き、頭の中に色々な情報と疑問が湧いてきました。
本当は3日間のイベントですが中日がメインということで1日だけ参加の方もたくさんおられました。
・就学前児の保育状況を2003年と2015年で比較すると、1~3歳が大きく伸びていること。
・就学前教育への公費負担で日本はOECD内で最下位であること。
このあたりはおさらいのような内容ですが
・2018年に目指される保育指針の改定で学校教育への接続が強化される見通しであること、
・保育者の資質、専門性の向上は謳われるものの現状案では「職場内外の研修機会の確保については勤務のローテーションの工夫などで」とされており、公的支出について明言されていないことなど、相変わらず現場に丸投げだなと思わされました。
(「最低基準」について追っていましたが、その成立過程においても、8時間労働する保護者がいれば保母の勤務時間は長時間化することを厚生省は認めながら、その時間配分や職員配置は「園長と保母で調整しあうこと」のように扱っています。)
保育士の処遇についてでは
・都道府県ごとにある「最低賃金審議会」において「業種別の最低賃金」を決定することができるのでそれを保育にも、という話や
・「社会政策学会」でも保育士の給与問題がテーマにあげられていたなど、興味深い話が伺えました。
・毎月決まった日を「保育の日」に、というのもいいアイデアだなと思いました。
こうした集まりに行くと久しぶりの方に出会えたりするのもうれしいですね。
私は一人参加でしたが、知っている顔を見つけて挨拶できました。
せっかく島根にきたので玉造温泉と足立美術館に寄り道してきました。
山陰ののんびりした感じにいやされました。
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